
2023年12月末で廃止されるジュニアNISA。
終了まであと1か月ですが、今からジュニアNISAをやって資産は増えるのでしょうか?
実際に投資している人の運用実績が知りたいわ。

そこで投資歴2年半の筆者が2023年11月のジュニアNISA運用成績(運用32か月目)をブログで公開します。
今からジュニアNISAを始めようと考えている人はぜひ参考にしてください。
ジュニアNISAの新規受付は2023年9月末で終了しました。

初心者におすすめの銘柄も紹介しますよ。

ジュニアNISAの運用成績【2023年11月・運用32か月目】

わが家の家族構成は以下のとおりです。
それでは2023年11月のジュニアNISA運用成績(運用32か月目)を公開します。
息子のジュニアNISA口座

- 買付銘柄:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 累計買付金額(通算投資額):2,333,455円
- 評価額:2,882,000円
- 評価損益:+548,545円
- 損益率:+23.50%
ジュニアNISA開始からの資産推移です。


前月よりも含み益が増えました。
最近は株価が上昇傾向ね。

娘のジュニアNISA口座

- 買付銘柄:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 累計買付金額(通算投資額):2,333,455円
- 評価額:2,882,000円
- 評価損益:+548,545円
- 損益率:+23.50%
ジュニアNISA開始からの資産推移です。

息子と同じ日に積み立てを開始したので、全く同じ結果となっています。
その他の運用成績は以下にまとめました。
そもそもジュニアNISAとは何か?

2014年からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)は、資産形成の促進や支援を図るために考え出されました。
NISAは20歳以上を対象としていますが、「未成年を対象としたNISA」がジュニアNISAです。
成人年齢の引き下げに伴い、2023年は0~17歳までが未成年者となりジュニアNISAの対象となります。
でも18歳まで引き出せないんでしょ?


昔はそうだったけど、今は違うよ。
ジュニアNISAは原則18歳まで引き出しできず使い勝手が悪いため利用者が少なく、2023年末で廃止されます。
ところが廃止決定に伴い、2024年以降は年齢によらずいつでも引き出し可能となりました。
2023年末まであと1か月しかありませんが、非課税枠を利用して終了後はお金を自由に引き出せるのであれば使わない手はありません。

最大で子どもひとりあたり80万円、まだ間に合います!
でもあと1か月で80万円はムリじゃない?


ムリに80万円を使い切るのは良くないよ。あくまで余剰資金で!
ジュニアNISAの注意点

ジュニアNISAの主な注意点は2つあります。
2024年以降は新規購入できない
ジュニアNISAは2023年12月末で廃止されます。
2024年以降ジュニアNISAでは新規購入できません。
しかし2024年以降は非課税期間(5年間)の満了を迎えても、継続管理勘定という非課税の勘定へ自動的に移管(ロールオーバー)され、18歳になるまで引き続き非課税で保有できます。

詳細は金融庁のジュニアNISAの概要をご覧ください。
直近で教育資金が必要な場合は要注意
2022-23年の相場や世界情勢を見ていると、今後もしばらくは厳しい状況が続くと考えられます。
たとえばeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の直近1年間の基準価額推移は以下のとおりで、短期間で上がり下がりを繰り返しています。

したがって直近でまとまった教育資金が必要な場合は、銘柄によってはジュニアNISAを利用してのインデックス投資はやめておいたほうが無難です。

個別株を運用する方法はありますが、初心者にはハイリスクです。
お子さんが小さくて教育資金を当面必要としないならば、今からでもやる価値は十分にあります。
リスクをふまえて余剰資金で行うことがたいせつね。

投資は元本割れする恐れがあります。リスクを十分ご理解の上でご利用ください。
ジュニアNISAの購入銘柄(商品)

運用している証券口座は子ども二人ともSBI証券です。
2021年4月から運用を開始しました。
息子のジュニアNISA口座
購入している銘柄(商品)は
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
1本のみです。
どうしてこの銘柄を選んだの?


世界経済は暴落を経験しながらも成長し続けているからだよ。
全世界株式(オール・カントリー)は日本を含む全世界の株の寄せ集めセットみたいなもので、これ1本で全世界に広く分散投資することができます。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の基準価額および純資産総額の推移をお示しします。

2020年のコロナショックで一時暴落していますが、全体的には右肩上がりで上昇していますよね。
15-20年という長期でみても株価は右肩上がりで上昇していることから、今後も世界経済は発展し株価は上昇すると見て全世界株式へ投資すると決めました。
インデックス投資するなら全世界株式(オール・カントリー)1本のみでOK!
ほったらかし投資術の本がオススメですよ。
娘のジュニアNISA口座
息子と同じく購入している銘柄(商品)は
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
1本のみです。
ジュニアNISAの設定金額と年間購入金額

ジュニアNISAの非課税枠で購入できる金額は、毎年1月から12月までの1年間で80万円までです。
投資方法はつみたてNISAのように毎月積み立てる以外に、80万円の一括投資も可能です。
ジュニアNISAではクレジットカード決済を利用することはできません。
積立投資と一括投資どちらが良いのかについては、それぞれにメリット・デメリットがあります。
詳しくは【買う前に待って!】投資信託は積立投資と一括投資どっちがいい?をご覧ください。

投資初心者は積立投資がオススメです。
なお「投資が初めてで怖い!」「毎月66,666円も積み立てられない!」という方も大丈夫です。
ジュニアNISAは毎月100円から積み立てることができます。

少額からはじめて、慣れてきたら増やしていきましょう!
ただし、余った非課税枠は翌年に持ち越せません。
ジュニアNISAは2023年12月末で終了し、2024年からは新規購入できません。
息子のジュニアNISA口座
設定金額と年間購入金額は以下のとおりです。
- 設定金額:毎月66,667円
- 年間購入金額:80万円(非課税枠満額)

毎月66,667円だと12月に4円オーバーしますが、SBI証券では「NISA枠ぎりぎり注文」を設定すれば80万円の非課税枠内に収まるよう調整してくれます。
娘のジュニアNISA口座
設定金額と年間購入金額は以下のとおりです。
- 設定金額:毎月66,667円
- 年間購入金額:80万円(非課税枠満額)

息子とまったく同じ設定です。
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※本記事の情報は2023年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
ジュニアNISAの運用成績まとめ

2023年11月(運用32か月目)時点での息子・娘のジュニアNISA運用成績をまとめると、以下のとおりです。
名称 | 息子 | 娘 |
---|---|---|
買付銘柄 | オール・カントリー(※) | オール・カントリー(※) |
累計買付金額 | 2,333,455円 | 2,333,455円 |
評価額 | 2,882,000円 | 2,882,000円 |
評価損益 | +548,545円 | +548,545円 |
損益率 | +23.50% | +23.50% |

ふたり合わせると466万6,910円買って109万7,090円増えた(+23.50%)ことになります。
2023年末までしっかり入金を続けることが大切ね。

短期間では資産が減るリスクが高いです。
よって直近で教育資金が必要な場合は、ジュニアNISAを利用してのインデックス投資はおすすめしません。

個別株など短期投資ならば勝負できますが、初心者向けではありません。
ジュニアNISAは2023年12月末で廃止されますが、お子さんが小さく当面教育資金を必要としないなら始める価値はあります。
2024年からは新規投資できなくても、子どもが18歳になるまでは非課税で保有可能です。

資金に余裕があれば、こども一人あたりの非課税枠を最大限利用しましょう!
投資は資産が減るリスクがあるけど、投資しないリスク(=インフレによる資産減少)もあるわよ。

筆者はSBI証券でジュニアNISAを運用しています。
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