
筆者のような投資初心者がつみたてNISAで投資信託を始める場合、オススメなのがネット証券会社である楽天証券とSBI証券です。
両者の比較はおすすめのネット証券2選【初心者向け】をご覧ください。
筆者が楽天証券を選んだ理由についても書いていますが、今回は「つみたてNISAするならなぜ楽天証券がオススメなのか」についてさらに深く掘り下げて解説します。
ネットショッピングは楽天派なら楽天証券がオススメ
皆さんの中には、ネットショッピング(オンラインショッピング)をやったことがある方は多いかと思います。
ネットショッピングで有名なポータルサイトと言えば、楽天市場やアマゾンを思い浮かべる人が多いでしょう。
ちょっと、Yahoo!ショッピングも忘れないでよね!

ざっくり言うと、オススメの証券会社は次のとおりです。
オススメの証券会社
- 楽天市場でよく買い物する、楽天経済圏で生活している方:楽天証券
- アマゾンその他をメインで買い物する方、楽天は嫌いな方:SBI証券など
楽天市場でよく買い物をする、楽天経済圏で生活している方には、つみたてNISAで投資するなら楽天証券をオススメする理由について以下に解説します。
つみたてNISAで投資するなら楽天証券をオススメする理由6つ
もしあなたが楽天ユーザーであれば、つみたてNISAで投資するなら楽天証券をおすすめする理由は以下のとおりです。
理由1:楽天市場のスーパーポイントアッププログラム(SPU)対象に楽天証券が含まれている
楽天ユーザーならば誰もが知っているスーパーポイントアッププログラム(以下SPU)。

SPU(スーパーポイントアップ)とは、楽天の対象サービスの条件を達成すると楽天市場でのお買い物がポイントアップするプログラムです。2022年6月現在はポイント最大14倍となっています。
SPUの対象となるのは全部で16サービスですが、その中の一つに楽天証券が含まれています。
ただしSPUを達成するためには単に楽天証券の口座を持っていればよいわけではなく、以下の4つの条件を満たす必要があります。
楽天証券でSPUを達成するための必須ポイント4つ
楽天証券でSPU達成=ポイント最大+1倍達成するためには、以下の4つの達成条件が必要です。
2022年4月1日から条件が変更となり改悪されました。
改定前は以下のとおりでした。
SPU達成条件その1:楽天ポイントコースの設定
楽天証券には、商品の取引実績などに応じてポイントを貯めることや貯めたポイントを投資に活用することができる「ポイントコース」というサービスがあります。
ポイントコースは2種類から選択することができます。
- 「楽天ポイントコース」:楽天グループで利用可能なポイントとしてポイントが貯まります。
- 「楽天証券ポイントコース」楽天証券で貯めたポイントを「JMBマイル」に交換することができます。
名前が似ていてややこしいわね。


そうだね。SPUを達成するためには「楽天ポイントコース」を選ぼう。
楽天ポイントコースの確認方法
楽天証券にログイン後、トップページ右上の「マイメニュー」→「ポイント設定・SPU」をクリックします。
ポイントコース設定の現在のコースが「楽天ポイントコース」になっていることを確認しましょう。

「楽天ポイントコース」になっていない場合は、「コース変更する」ボタンをクリックして「楽天ポイントコース」へ変更しておきましょう。
SPU達成条件その2:マネーブリッジの設定(無料)
マネーブリッジとは、楽天銀行口座と楽天証券口座を連携させることです。
2022年4月1日からあらたな条件として追加されました。
マネーブリッジは無料で行うことができます。
利点は楽天銀行と連携(マネーブリッジ)すれば普通預金金利が0.1%に上昇するをご覧ください。
SPU達成条件その3:当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)でポイント+0.5倍
楽天ポイントを使って、当月合計30,000円以上の投資信託を購入します。
SPUの条件となる当月30,000円以上の買い方は最低1回1ポイント含まれていればOKです。全部ポイントでも、ポイントと現金を組み合わせて注文することも可能です。

SPU対象外となるケースなど、詳しくは楽天証券のSPU をご覧ください。

つみたてNISAでの投資信託も対象です。
でも条件が厳しくなったうえに+0.5倍へ半減したのは残念ね。

SPU達成条件その4:当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)でポイント+0.5倍
楽天ポイントを使って、当月合計30,000円以上の米国株式 円貨決済を購入します。
ただし米株積立および買付手数料無料海外ETFは除きます。
SPU対象外となるケースなど、詳しくは楽天証券のSPU をご覧ください。
理由2:楽天銀行と連携(マネーブリッジ)すれば普通預金金利が0.1%に上昇する
楽天銀行の口座をお持ちの方は、楽天銀行口座と楽天証券口座を連携(=マネーブリッジ)させることで楽天銀行の普通預金金利が通常の0.02%から0.10%(税引前)へとアップします。

普通預金金利0.1%は、ネット銀行の中でも高い方です。
マネーブリッジは無料で行うことができます。
「投資まだ不安だなあ・・・」という方は、ひとまず楽天証券の口座を開いてマネーブリッジさせるだけでも大丈夫です。
楽天証券の口座開設費や維持費は一切かからないので安心してください。

筆者もはじめは楽天銀行と楽天証券の両方を口座開設してマネーブリッジさせるだけで、楽天証券はまったく利用していませんでした。
「つみたてNISAで投資をやってみよう!」という決心がついたら、次のステップへ進みましょう。
理由3:楽天カードのクレジットカード決済で投信積立すると楽天ポイントが貯まる
楽天ユーザーならば、楽天ポイントが貯まりやすい楽天カードを持っている方がほとんどだと思います。
楽天証券では、 楽天カードのクレジットカード決済で投信積立(積立型の投資信託)すると楽天ポイントを貯めることができます。
楽天証券でおトクにつみたてNISAを利用するならば、クレカ積立は必須とも言えるでしょう。
楽天カードのクレジットカード決済の特徴は以下のとおりです。
楽天カードのクレカ決済とは
- 投信積立の引き落とし方法としてクレジットカード決済が選べる(上限額は毎月5万円まで)
- 決済額に応じて100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与される
- 毎月の積立額に楽天ポイントあるいは楽天証券ポイントを利用することができる
2022年9月買付分から、銘柄によって還元率が1%もしくは0.2%となります。
ファンドの代行手数料が年率0.4%(税込)未満は還元率0.2%、ファンドの代行手数料が年率0.4%(税込)以上は還元率1%です。
詳しくは楽天カードクレジット決済でのポイント還元率が0.2%となる対象ファンド一覧をご覧ください。
みんな大好きオルカン(※)やS&P500はどうなの?


0.2%に改悪だね。
※オルカン:全世界株式(オール・カントリー)の略。
投信積立の引き落とし方法としてクレジットカード決済が選べる
証券会社で投信積立を行う場合の引き落とし方法は「証券口座引き落とし」あるいは「銀行などの金融機関引き落とし」が一般的です。
しかし楽天証券では「楽天カード」によるクレジットカード決済を選べます。

ただしいくつか注意点があります。
クレカ積立の注意点
- クレカ積立可能な金額は毎月100円~5万円まで
- 対象商品は投信積立取扱銘柄およびつみたてNISA取扱銘柄
- 未成年口座、法人口座、ジュニアNISA、iDeCoは対象外
- ビジネスカード、ETCカード、デビットカード、家族カードは利用不可能
- 申し込み締め切り日は毎月12日

つみたてNISAは対象だけど、iDeCoは対象外なのは覚えておきましょう。
積立申し込みから支払いまでのスケジュールは以下のとおりです。

決済額に応じて楽天カード会社から100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与される
証券口座からの引き落としや銀行など金融機関からの引き落としだと特典はありませんが、クレカ決済だと通常のショッピングと同じように100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。
毎月のクレカ積立は100円から50,000円まで可能ですが、楽天ポイントが毎月1ポイントから最大500ポイントまで貯まることになります。

お金を積み立てるだけで年間最大6,000ポイント(6,000円相当)もらえるというのはかなり大きいですよね。
2022年9月買付分から、銘柄によって還元率が1%もしくは0.2%となります。
ファンドの代行手数料が年率0.4%(税込)未満は還元率0.2%、ファンドの代行手数料が年率0.4%(税込)以上は還元率1%です。
詳しくは楽天カードクレジット決済でのポイント還元率が0.2%となる対象ファンド一覧をご覧ください。
毎月の積立額に楽天ポイントあるいは楽天証券ポイントを利用することができる
一般的に他の証券会社では、積立金額の支払いにdポイントなどのポイントを利用することはできないことが多いですが、楽天証券では毎月の積立金額に楽天ポイントあるいは楽天証券ポイントを利用することができます。
SBI証券でもTポイントとPontaポイントを使ったポイント投資が可能です。
ポイントを利用する場合は別途ポイントコースの利用設定が必要です。
詳しくはSPU達成条件その1:楽天ポイントコースの設定をご覧ください。

楽天ポイントの使いみちに困っている場合はぜひ利用しましょう。
ただし1点だけ注意が必要です。
利用可能な楽天ポイントは通常ポイントです。期間限定ポイントは使えません。

期間限定ポイントの消費に困ってるんだけどなあ。
理由4:ハッピープログラムへのエントリーで、取引に応じて楽天ポイントが貯まる
楽天証券と楽天銀行を連携(マネーブリッジ)させてハッピープログラムにエントリーすると、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが貯まります。

ハッピープログラムとは
楽天銀行のお客さま優遇プログラムです。 エントリーするだけでお取引ごとに楽天ポイントが貯まり、楽天ポイントを振込手数料に利用できるようになります。
またATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料に!(出典:楽天銀行)
取引対象商品は国内株式、外国株式、投資信託、楽天FXなど多岐にわたりますが、一部例外があり詳しくは楽天証券のハッピープログラムをご覧ください。
投資信託の場合は一定の残高を達成ごとに10~500ポイント付与されますが、銘柄グループによって進呈ポイントは異なります。
iDeCoは対象外です。

筆者はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を積立買付しています。
以前は対象月の月間平均残高で計算し残高10万円ごと3ポイント付与されていました。

今は改悪されちゃったのよね。


楽天ポイントの獲得履歴は楽天PointClubで確認できます。
詳しくは楽天証券の残高達成でポイントプレゼントをご覧ください。
理由5:楽天ポイントを使ってポイント投資ができる
毎月の積立額に楽天ポイントあるいは楽天証券ポイントを利用することができるの項目で少し触れましたが、クレカ積立以外でも 楽天ポイントを使ってポイント投資をすることが可能です。

ポイント投資とは
楽天グループを利用して貯まったポイントを使って、楽天証券で投資ができるサービスです。(出典:楽天証券)
ポイント投資できる対象取引は以下の4つです。
- 投資信託
- 国内株式(現物)
- 米国株式(円貨決済)
- バイナリーオプション
ポイント利用上限は楽天市場のダイヤモンド会員とダイヤモンド会員以外とで異なっており、対象サービスや対象銘柄、対象口座など、非常に細かい条件があります。
現金を使わず楽天ポイントのみで投資も可能ですが、利用できるのは通常ポイントであり期間限定ポイントは使えません。
詳しくは楽天証券のポイント投資をご覧ください。
理由6:マネーブリッジしなくても投資信託の残高に応じて楽天ポイントが付与される
マネーブリッジを利用しない場合でも、投資信託の基準残高をはじめて達成するとポイントを受け取れます。
(投資信託資産形成ポイント還元サービス)
ハッピープログラムで投資信託資産残高に応じてポイントを受取っている場合、「資産形成ポイント」は付与対象外です。
ポイント進呈条件はハッピープログラムと同様です。
詳しくは楽天証券の残高達成でポイントプレゼントをご覧ください。
楽天証券をオススメする理由のまとめ
つみたてNISAで投資するなら楽天証券をおすすめする理由6つについてもう一度まとめると以下のとおりです。
- 楽天市場のスーパーポイントアッププログラム(SPU)対象に楽天証券が含まれている
- 楽天銀行と連携(マネーブリッジ)すれば普通預金金利が0.1%に上昇する
- 楽天カードのクレジットカード決済で投信積立すると楽天ポイントが貯まる
- ハッピープログラムへのエントリーで、取引に応じて楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントを使ってポイント投資ができる
- マネーブリッジしなくても投資信託の残高に応じて楽天ポイントが付与される
要するに楽天証券でつみたてNISA対象の投資信託などを購入すると楽天ポイントが貯まるし、現金代わりにポイント投資も可能いうことね。

以上、つみたてNISAするなら楽天証券をオススメする理由6つについてお伝えしました。
楽天証券の口座を開設してつみたてNISAをやってみようかなと思う方は、楽天証券つみたて(積立)NISA対象商品の買い方を画像つきで解説!をご覧ください。
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楽天証券つみたて(積立)NISA対象商品の買い方を画像つきで解説!
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