つみたてNISAって本当に資産が増えるの?
そんな疑問にお答えします。
Youtubeやブログなどを見ていると、つみたてNISAを始めて数年で数十万円の評価益を得ている人がたくさんいます。
でも、つみたてNISAを利用すれば本当に誰でも資産を増やすことができるのか心配ですよね。
とくに株価が乱高下して不安定な世界情勢のなか、いま投資をはじめても大丈夫なのでしょうか?
そこで投資歴1年の筆者が、2022年4月のつみたてNISA運用成績(運用14か月目)をブログで公開します。
はじめに結論から言うと、運用14か月目は評価損益が大きくプラスとなりました。
先月は評価損益が一時マイナスとなっていたので、大きな回復です。
それでは見ていきましょう!
その他の運用成績は以下にまとめています。
その他の運用成績
投資は元本割れする恐れがあります。リスクを十分ご理解の上でご利用ください。
つみたてNISAの運用成績【2022年4月】
つみたてNISAは夫婦で行っており、運用している証券会社は筆者、妻ともに楽天証券です。
筆者は2021年3月から、妻は2021年12月から運用を開始しました。
筆者のつみたてNISA口座
運用14か月目の運用成績は+53,909円(+10.10%)でした。
- 買付銘柄:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 評価額:587,241円
- 評価損益:+53,909円
- 損益率:+10.10%
- 累計買付金額:533,332円
- 保有期間:13か月
先月は一時的に評価損益がマイナスになっていたものの最終的には大きくプラスとなり、今月も維持している状況です。
先月はどうなることかと思ったわ。
短期間の増減に一喜一憂せず、長期的な目線で見ていくことが大事だね。
以下に示すのはeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が連動するMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の過去18年間のチャートです。
ACWIは市場平均の指数の一種で、日経平均株価の全世界版といったイメージですね。
2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックでの暴落を経験しながらも、トータルで見れば右肩上がりに上昇傾向です。
今からでも長期分散投資すれば資産が増える可能性は高いので、少しずつ積み立てていきましょう。
全世界株式の過去データや長期分散投資した場合のシミュレーションについては、インデックスファンドは全世界株式(オールカントリー)がおすすめをご覧ください。
妻のつみたてNISA口座
運用5か月目の運用成績は+35,557円(+6.66%)でした。
- 買付銘柄:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 評価額:568,889円
- 評価損益:+35,557円
- 損益率:+6.66%
- 累計買付金額:533,332円
- 保有期間:4か月
ようやくプラスを維持できるようになったのね。
先月株価が大きく下がったところでたくさん買えて、その後株価が上がったおかげだね。
繰り返しになりますが、つみたてNISAは長期分散投資が基本です。
あくまで過去データに基づくものですが、米国株式(S&P500)も全世界株式(オール・カントリー)同様に、短期的には暴落しても15-20年という長期的には株価は上昇し続けています。
今後も短期的には株価が急落することはありますが、冷静に積み立てていきましょう。
つみたてNISAの購入銘柄
筆者と妻が購入している銘柄を紹介します。
筆者のつみたてNISA口座
筆者が購入している銘柄(商品)は
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
1本のみです。
全世界株式(オール・カントリー)は日本を含む全世界の株の寄せ集めセットみたいなもので、これ1本で全世界に広く分散投資することができます。
ポイント
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は投資初心者が購入する銘柄としておすすめな商品のひとつです。この商品をおすすめする理由については【初心者向け】つみたてNISAのおすすめ商品をご覧ください。
妻のつみたてNISA口座
妻が購入している銘柄(商品)は
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
1本のみです。
S&P500とは
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している米国の代表的な株価指数の1つです。ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化しています。(出典:いろはに投資)
全世界株式が全世界に広く分散投資する商品だったのに対して、米国株式(S&P500)はGoogleやApple、Facebookといった米国を代表する主要な大企業500社の株式を少しずつ買って分散投資するという商品です。
世界経済を牽引しているのは米国でありパフォーマンスも良いことから、S&P500は多くの投資家が投資している大人気の商品です。筆者の妻も米国のさらなる成長を期待して投資しています。
つみたてNISAの積立設定金額と年間購入金額
つみたてNISAで購入できる金額は、毎年1月から12月までの1年間で40万円までです。
年間40万円MAXで投資する場合、毎月の積立設定金額は33,333円となります。
「投資が初めてで怖い!」「毎月33,333円も積み立てられない!」という方も大丈夫です。
つみたてNISAは毎月100円から積み立てることができます。
はじめは少額から、慣れてきたり資金に余裕が出てきたら少しずつ増やしていきましょう!
ただし、余った非課税枠は翌年に持ち越すことはできません。
例えば1月から毎月1万円を積立すると年間計12万円となりますが、残った40-12=28万円の非課税枠は翌年には消滅します。翌年また新たに年間40万円の非課税枠が利用できるようになります。
筆者のつみたてNISA口座
2022年1月からの積立設定金額と年間購入金額は以下のとおりです。
- 積立設定金額:毎月33,333円
- 年間購入金額:40万円(非課税枠満額)
楽天証券は投信積立の引き落とし方法として楽天カードクレジット決済に対応しており、100円につき楽天ポイント1ポイント(=1円相当)が付与されます。
ただし2022年9月買付分より多くの銘柄はクレカ決済で0.2%還元へと改悪予定です。
いわゆるクレカ積立というもので、毎月33,333円を楽天カードで支払い毎月333ポイントもらっています。年間約4,000ポイント=4,000円相当は結構な金額です。
その他、2022年3月までは楽天ポイントコースを設定し500円分以上のポイント投資(投資信託)でSPU+1倍でした。
しかし2022年4月から条件が変更されて楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定の上で3万円以上のポイント投資(投資信託)でSPU+0.5倍へと改悪されてしまいました。
あらたに米国株式(円貨決済)がSPU+0.5倍に加わりましたが、つみたてNISAをやっている人間には関係のないことです。
詳しくは楽天市場SPUをご覧ください。
妻のつみたてNISA口座
2022年1月からの積立設定金額と年間購入金額は以下のとおりです。
- 積立設定金額:毎月33,333円
- 年間購入金額:40万円(非課税枠満額)
妻もクレカ積立を行っています。
つみたてNISAの運用成績まとめ
2022年4月時点での筆者・妻のつみたてNISA運用成績をまとめると、以下の表のとおりです。
名称 | 筆者 | 妻 |
---|---|---|
買付銘柄 | オール・カントリー(※1) | S&P500(※2) |
評価額 | 587,241円 | 568,889円 |
評価損益 | +53,909円 | +35,557円 |
損益率 | +10.10% | +6.66% |
累計買付金額 | 533,332円 | 533,332円 |
※1 オール・カントリー:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
※2 S&P500:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
今月は筆者・妻ともに評価損益が大きくプラスの結果となりました。
つみたてNISAは長期分散投資が基本です。
15年・20年と長期間積み立て続けることで将来大きな資産を得られる可能性が高くなります。
もちろん投資は元本割れするリスクがありますが、投資をしないリスク(=インフレによる資産減少など)も考慮する必要があります。
どうか長い目で見て、少しでも多くの人が「つみたてNISAを始めよう!」と思っていただけたら幸いです。
おすすめ書籍
筆者がつみたてNISAを始めるきっかけとなった、両学長の本です。
お金にまつわる「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」5つの力を学べます。
投資を始めるなら厚切りジェイソン氏の本もおすすめです。
とてもわかりやすい内容で、長期分散投資の基礎知識を学べます。