つみたてNISAって今からはじめても大丈夫?本当に資産が増えるの?
つみたてNISA運用成績(開始16か月目)をブログで公開するので参考にしてね。
Youtubeやブログなどを見ていると、つみたてNISAを始めて数年で数十万円の利益を得ている人がたくさんいます。
でも本当に誰でも資産を増やすことができるのか不安ですよね。
とくに
- 株価の下落
- 円安の進行
- FRB(米連邦準備制度理事会)の大幅利上げ
上記のような状況のなか、つみたてNISAをはじめても大丈夫なのでしょうか?
そこで投資歴1年の筆者が不安な人に向けて、2022年6月のつみたてNISA運用成績(運用16か月目)をブログで公開します。
はじめに結論から言うと、運用16か月目も評価損益がマイナス(含み損)となりました。
えっ、いまは投資しても減るなら待ってから始めようかしら?
今は時期じゃないと思う気持ちはわかるよ。
しかしつみたてNISAは長期分散投資が大原則です。
短期的な資産減少にとらわれず、淡々とつみたてることで将来的に大きく資産を増やせる可能性が高くなります。
いつまでも待っているだけでは機会損失してしまいます。
のちほど詳しく解説しますね。
投資は元本割れする恐れがあります。リスクを十分ご理解の上でご利用ください。
その他の運用成績は以下にまとめています。
その他の運用成績
つみたてNISAの運用成績【2022年6月】
つみたてNISAは夫婦で行っており、運用している証券会社は筆者、妻ともに楽天証券です。
筆者は2021年3月から、妻は2021年12月から運用を開始しました。
筆者のつみたてNISA口座
運用16か月目の運用成績は+4,932円(+0.82%)でした。
- 買付銘柄:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
- 評価額:604,930円
- 評価損益:+4,932円
- 損益率:+0.82%
- 累計買付金額:599,998円
- 保有期間:15か月
運用15か月目は評価損益が-83円でしたが、16か月目の今月はわずかにプラスでした。
トータルリターンなどの推移です。
トータルリターン=現在の評価金額+累計受取分配金額+累計解約金額ー累計買付金額
2022年に入ってから乱高下しているわね。
2022年は投資家にとって厳しい1年だと感じているよ。
2021年3月からのeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の基準価額などの推移です。
基準価額:投資信託の値段のこと。
2022年に入ってから増減が激しいことがわかります。
以下に示すのはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が連動するMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI)の過去18年間のチャートです。
ACWIは市場平均の指数の一種で、日経平均株価の全世界版といったイメージですね。
2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックでの暴落を経験しながらも、長期的には右肩上がりに上昇傾向です。
過去は上昇してきましたが未来も同様になるはわかりません。
2021年12月以降はコロナショックに次ぐほど下落しているわね。
たしかに今は厳しい相場と言えるね。
しかし世界経済は人口の増加とともに発展し、株価は上昇してきました。
今後も人口は増え続けて世界経済は発展していくことを考えると、株価は上昇していく可能性が高いでしょう。
今からでも長期分散投資すれば資産が増える可能性は高いです。
リスクをふまえて余剰資金で行うことが大前提ね。
全世界株式の過去データや長期分散投資した場合のシミュレーションについては、インデックスファンドは全世界株式(オールカントリー)がおすすめをご覧ください。
妻のつみたてNISA口座
運用6か月目の運用成績は-18,944円(-3.15%)でした。
- 買付銘柄:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- 評価額:581,054円
- 評価損益:-18,944円
- 損益率:-3.15%
- 累計買付金額:599,998円
- 保有期間:6か月
運用6か月目は評価損益が-14,448円(+2.54%)でしたが、7か月目の今月はさらにマイナスが広がりました。
トータルリターンなどの推移です。
マイナスがさらに大きくなっているのはつらいわね。
2021年12月から始めた人はみんな悲しい思いをしているだろうね。
2021年12月からのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額などの推移です。
基準価額:投資信託の値段のこと。
つみたてNISAは長期分散投資が基本です。
あくまで過去データに基づくものですが、米国株式(S&P500)も全世界株式(オール・カントリー)同様に、短期的には暴落しても15-20年という長期的には株価は上昇し続けています。
今は下落相場で怖いけど、株を安く変えるチャンスでもあるよ。
株価が上がるまで様子を見ていると、機会損失してしまうわけね。
リスク許容度に応じて毎月100円でもいいから、とにかく待たずに始める気持ちが大切だね。
つみたてNISAの購入銘柄
筆者と妻が購入している銘柄を紹介します。
筆者のつみたてNISA口座
筆者が購入している銘柄(商品)は
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
1本のみです。
全世界株式(オール・カントリー)は日本を含む全世界の株の寄せ集めセットみたいなもので、これ1本で全世界に広く分散投資することができます。
ポイント
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は投資初心者が購入する銘柄としておすすめな商品のひとつです。
この商品をおすすめする理由については【初心者向け】つみたてNISAのおすすめ商品をご覧ください。
妻のつみたてNISA口座
妻が購入している銘柄(商品)は
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
1本のみです。
S&P500とは
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している米国の代表的な株価指数の1つです。
ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化しています。(出典:いろはに投資)
米国株式(S&P500)はGoogleやApple、Facebookといった米国を代表する主要な大企業500社の株式を少しずつ買って分散投資する商品です。
世界経済を牽引しているのは米国でありパフォーマンスも良いことから、S&P500は多くの投資家が投資している大人気の商品です。
つみたてNISAの積立設定金額と年間購入金額
つみたてNISAで購入できる金額は、毎年1月から12月までの1年間で40万円までです。
年間40万円MAXで投資する場合、毎月の積立設定金額は33,333円となります。
「投資が初めてで怖い!」「毎月33,333円も積み立てられない!」という方も大丈夫です。
つみたてNISAは毎月100円から積み立てることができます。
はじめは少額から、慣れてきたり資金に余裕が出てきたら少しずつ増やしていきましょう!
ただし、余った非課税枠は翌年に持ち越すことはできません。
例えば1月から毎月1万円を積立すると年間計12万円となりますが、残った40-12=28万円の非課税枠は翌年には消滅します。翌年また新たに年間40万円の非課税枠が利用できるようになります。
筆者のつみたてNISA口座
2022年1月からの積立設定金額と年間購入金額は以下のとおりです。
- 積立設定金額:毎月33,333円
- 年間購入金額:40万円(非課税枠満額)
楽天証券は投信積立の引き落とし方法として楽天カードクレジット決済に対応しており、100円につき楽天ポイント1ポイント(=1円相当)が付与されます。
2022年9月買付分より多くの銘柄はクレカ決済で0.2%還元へと改悪予定です。
いわゆるクレカ積立というもので、毎月33,333円を楽天カードで支払い毎月333ポイントもらっています。年間約4,000ポイント=4,000円相当は結構な金額です。
そのほか楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定の上で3万円以上のポイント投資(投資信託)をするとSPU+0.5倍になります。
詳しくは楽天市場SPUをご覧ください。
妻のつみたてNISA口座
2022年1月からの積立設定金額と年間購入金額は以下のとおりです。
- 積立設定金額:毎月33,333円
- 年間購入金額:40万円(非課税枠満額)
妻もクレカ積立を行っています。
つみたてNISAの運用成績まとめ
2022年6月(運用16か月目)時点での筆者・妻のつみたてNISA運用成績をまとめると、以下の表のとおりです。
名称 | 筆者 | 妻 |
---|---|---|
買付銘柄 | オール・カントリー(※1) | S&P500(※2) |
評価額 | 604,930円 | 581,054円 |
評価損益 | +4,932円 | -18,944円 |
損益率 | -0.82% | -3.15% |
累計買付金額 | 599,998円 | 599,998円 |
※1 オール・カントリー:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
※2 S&P500:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
筆者は評価損益プラスでしたが妻はマイナスとなり、トータルで14,012円の含み損となりました。
短期的には損をすることも十分ありえます。
しかしつみたてNISAは長期分散投資が基本です。
15年・20年と長期間積み立て続けることで将来大きな資産を得られる可能性が高くなります。
もちろん投資は元本割れするリスクがありますが、投資をしないリスク(=インフレによる資産減少など)も考慮しましょう。
どうか長い目で見て、少しでも多くの人が「つみたてNISAを始めよう!」と思っていただけたら幸いです。
【初心者向け】つみたてNISAのおすすめ商品
続きを見る
楽天証券つみたて(積立)NISA対象商品の買い方を画像つきで解説!
続きを見る
おすすめ書籍
筆者がつみたてNISAを始めるきっかけとなった、両学長の本です。
お金にまつわる「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」5つの力を学べます。
投資を始めるなら厚切りジェイソン氏の本もおすすめです。
とてもわかりやすい内容で、長期分散投資の基礎知識を学べます。